令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

シールドトンネル(1)

座長:小坂 琢郎(鹿島建設)

[VI-267] 巨礫混じり砂礫層における泥水シールド工法の泥水管理

〇内山 明日香1、堀内 民夫1 (1.西松建設(株)西日本支社)

キーワード:泥水シールド工法、巨礫混じり砂礫、逸水対策、泥水管理

当工事は,国道9号に共同溝(仕上がり内径φ4.7m,L=約2.7km)を泥水式シールド工法にて築造するものである.一級河川横断部付近には巨礫・玉石の存在が多く存在し,到達付近ではボーリング調査で逸水の傾向も見られたため,泥水の作泥配合や管理方法の検討が課題となった.逸泥層に対し送泥水の品質の向上,安定性を図るため,調泥を行うこととした. クレーサンド,増粘剤および分散剤を用い,添加材の選定と基本配合の確認を室内試験にて行った.現設備で可能な送泥水の調泥ができる配合を検討し,最適配合を導いた.実施工では,最適配合をベースとして増粘剤の添加量を調整した結果,管理基準値を満足して施工ができた.

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