令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

検査技術・診断(4)

座長:船津 貴弘((株)安藤・間 技術研究所)

[VI-303] ロボット技術を活用した橋梁点検の効率化を目指して~上万場橋(郡上市)での実証実験の結果報告~

〇羽田野 英明1、溝部 美幸2、岩佐 瞭2、林 和生3、中山 潤4 (1.岐阜大学、2.ユニオン、3.岐阜県建設技術センター、4.郡上市)

キーワード:PCT桁橋、橋梁点検、近接目視、ロボット技術、ドローン撮影

平成31年2月に道路橋定期点検要領が改定され,ロボット等の新技術を活用した橋梁点検が可能となった.実用化に向け,種々の橋梁形式に対してロボット点検を行いその効果と課題等を整理し,情報共有することが重要である.本報告では大型橋梁点検車が利用できない橋長93mの3径間単純PCポストテンションT桁橋において,従来手法とロボット技術を活用した橋梁点検を比較し,その効果と課題を整理した.ロボット技術を活用した調査では,0.1mm程度の微細なひびわれも検出できており,正対撮影ができず,あおり撮影となる部位でも損傷の有無は十分確認でき,健全性Ⅰの橋梁でのロボット技術のみの橋梁点検も十分可能であると判断した.

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