施工技術(4)

[VI-375] Construction of diaphragm wall in ground with significant soil variation

〇Kozo KUSANO¹, Osamu Iwata¹, Eiichi HIROSE², Akira TANAGAMI² (1.Nishimatsu Construction, 2.Raito)

Keywords:Diaphragm wall, Deep shaft, Slurry loss

ホーマンティン立坑工事は，内径21m，深さ107m の大深度立坑の建設工事で，地表面から45～65m 深さまでが埋土と風化花崗岩で構成されている条件下で，円形連続地中壁の構築が必要であった．地中壁工事開始直後にスラリーの急激な逸泥が発生したため，連続地中壁近傍にグラウト孔を配置し，セメント・水ガラス懸濁液の限定注入による地山改良を行った．地山改良中は随時スラリー保持試験を実施しグラウト工事へのフィードバックと逸泥防止効果の確認を行った．スラリー1m3当り10kgのセメント，10kgのおがくずを添加した特殊配合を併用し，無事連続地中壁の施工を完了した