令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

山岳トンネル(5)

座長:上岡 真也(清水建設株式会社)

[VI-425] 小土被り堰堤直下のトンネル掘削による影響検討

〇松嵜 千彩希1、鈴木 健1、永田 謙一郎1 (1.西松建設株式会社九州支社新幹線久山西出張所)

キーワード:小土被り、早期閉合、泥岩、特Sパターン、3次元数値解析

久山トンネル(西)において,51km003m~51km066mの地表面には久山川堰堤が存在し,この区間の土被りは約10mである.このことからトンネル掘削によって堰堤への影響が懸念された.そこで3次元数値解析を行い,掘削時の影響を予測することとした.当該部の地質調査を実施した結果,先行して掘削して大きな変位が発生した区間と同等な地質が出現することが予想された.これを考慮して,支保パターンは当初から特Sパターンとし,掘削は,切羽近傍で断面閉合することとした.これを考慮して数値解析を行った結果,掘削による堰堤への影響を抑制できることがわかり,実施工においても,問題なく掘削することができた.

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