[VI-427] トンネル直上に軟弱層が分布する小土被り区間の事前検討とトンネル掘削
キーワード:山岳トンネル、小土被り、崖錐層、事前調査、数値解析、補助工法
阪和自動車道青垣内山トンネルの小土被り区間は,土被りが約6.3mと小さく,トンネル直上に軟弱な崖錐層,盛土層(果樹園)が分布している.Ⅰ期線トンネル施工時には,地表面に過大な沈下が生じており,Ⅱ期線トンネルにおいても同様な変状が懸念され,果樹園への影響を最小限にする必要があった.そこで施工前には数値解析による事前検討を実施した.解析では,小土被り区間の沈下量や分布を把握し,影響程度や支保パターンの妥当性を確認した.施工段階では,地表面沈下量,AGF穿孔状況や注入管理結果を基に補助工法の見直しを行った.その結果,地表面への影響を最小限に抑えることができ,無事に当該区間の施工を終えることができた.
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