令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

山岳トンネル(5)

座長:上岡 真也(清水建設株式会社)

[VI-427] トンネル直上に軟弱層が分布する小土被り区間の事前検討とトンネル掘削

〇舟橋 孝仁1、上原 浩揮2、高橋 幹夫1、赤塚 学1、野口 時男1、中原 法久1、宇田 誠1 (1.鉄建建設、2.西日本高速道路)

キーワード:山岳トンネル、小土被り、崖錐層、事前調査、数値解析、補助工法

阪和自動車道青垣内山トンネルの小土被り区間は,土被りが約6.3mと小さく,トンネル直上に軟弱な崖錐層,盛土層(果樹園)が分布している.Ⅰ期線トンネル施工時には,地表面に過大な沈下が生じており,Ⅱ期線トンネルにおいても同様な変状が懸念され,果樹園への影響を最小限にする必要があった.そこで施工前には数値解析による事前検討を実施した.解析では,小土被り区間の沈下量や分布を把握し,影響程度や支保パターンの妥当性を確認した.施工段階では,地表面沈下量,AGF穿孔状況や注入管理結果を基に補助工法の見直しを行った.その結果,地表面への影響を最小限に抑えることができ,無事に当該区間の施工を終えることができた.

要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン