令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

山岳トンネル(5)

座長:上岡 真也(清水建設株式会社)

[VI-432] 私市円山古墳の直下を通過する高速道路Ⅱ期線トンネルの超近接施工について

〇前田 佳克1、竹市 圭介1、片山 一弘1、佐藤 壮一郎1、高山 慎介2、境 浩司2 (1.西日本高速道路、2.青木あすなろ建設)

キーワード:めがねトンネル、早期閉合、近接施工、計測管理、先行変位

私市円山トンネルのⅡ期線トンネルは“めがねトンネル”として計画されていたが,供用路線の点検結果を加味した解析の結果,Ⅱ期線トンネル施工の影響によりⅠ期線とⅡ期線の中間地山が緩み,Ⅰ期線右肩部の覆工引張応力が超過することが確認されたことから,当初計画より線形を50cmシフトさせて“離隔85㎝の超近接構造”に変更することとした.したがって,本トンネルの施工における課題は,超近接トンネルの施工,及び超近接施工時の安全対策(Ⅰ期線への影響を最小限とする)があった.本報告は,施工時に得られる変位のデータを用い,施工前の事前解析結果(2次元FEM解析)と実際の計測結果の比較について報告する.

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