令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

リニューアル(1)

座長:山森 誠史(株式会社エイト日本技術開発)

[VI-443] PC有ヒンジ箱桁橋のゲレンク沓における機能回復構造の検討

〇広瀬 知晃1、藤原 慎二1、朝倉 康信2 (1.(株)オリエンタルコンサルタンツ、2.日本鋳造(株))

キーワード:PC有ヒンジ箱桁橋、ゲレンク沓、支承改良、機能回復、密閉ゴム支承板支承

PC有ヒンジ箱桁橋はわが国で数多く建設された橋梁形式であり,中央ヒンジ部にゲレンク沓と呼ばれるヒンジ支承が設置されている.この中央ヒンジ部では,ゲレンク沓の経年による腐食・機能不全等が生じたり,主桁コンクリートのクリープたわみ等による垂れ下がりが生じている.これらの損傷対策では,B活荷重対応を含めた補強対策として中央ヒンジ部の連続化が採用されることが多い.しかし,中央ヒンジ部の連続化は大規模な補強を伴い,ゲレンク沓の損傷対策として得策とは言い難い.本稿では,ゲレンク沓単体における機能回復構造の検討を行った.

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