令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

リニューアル(1)

座長:山森 誠史(株式会社エイト日本技術開発)

[VI-447] 鋼鉄道橋端縦桁支点部変状に対するアクリル樹脂注入修繕工について

〇小林 亜沙子1、狩野 周1、石澤 俊希1、﨑岡 聖導1 (1.東日本旅客鉄道)

キーワード:アクリル樹脂、鋼鉄道橋、支点部、アオリ、沓座、補修

東京支社管内における鋼鉄道橋の変状発生部位は,支点部変状が約7割以上を占めており,変状内容としては主に支点沈下等によるアオリが原因のものが多い.また端縦桁に支点部を有する鋼鉄道橋では,特に支点部における変状発生率が高いことがわかった.恒久対策としては,沓座打替等実施しているが,大掛かりな施工設備が必要となるため,施工性や経済性に課題がある.大掛かりな施工設備等が不要な修繕工法としてアクリル樹脂注入の適用を検討したところアオリが大幅に低減した状態となり,有効な方法であると考える.アクリル樹脂注入による修繕を定期的に実施していくことで,延命且つメンテナンスコストを小さくすることができるとわかった

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