令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

検査技術・診断(5)

座長:渡邉 晋也(施工技術総合研究所)

[VI-561] 表面被覆されたケーブルの渦流探傷検査による腐食程度判別に関する基礎的研究

〇増村 美聖1、何 東風2、西村 徹也1、土谷 浩一2 (1.ブリッジ・エンジニアリング、2.物質・材料研究機構)

キーワード:斜張橋、亜鉛めっき鋼線、腐食、非破壊検査、渦流探傷

斜張橋やPC橋などに使用されている亜鉛めっき鋼線の多くはポリエチレンなどで被覆されているが、長期間の供用により腐食が生じる可能性がある。本研究では、被覆下の亜鉛めっき鋼線の腐食を従来の非破壊検査技術より簡易に実施可能な手法で評価するために、小型で低コストの非破壊検査システムを開発し、室内試験にてシステムの検証を行った。腐食生成物の有無や腐食の程度ごとに複数の亜鉛めっき鋼線を用意し、斜張橋ケーブルを模した試験体を用いて実験を行った。その結果、腐食のない試験体測定結果との比較による相対評価により、腐食の程度に関わらずケーブル表面の鋼線の腐食を検出できることが示唆された。

要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン