[VI-565] アクティブ近赤外線計測による本州四国連絡橋の防食塗装膜の劣化評価
キーワード:近赤外線カメラ、重防食塗装、塗膜劣化、維持管理、長大橋
本州四国連絡橋は海上鋼構造物であり鋼材表面に重防食塗装が施されている.重防食塗装はジンクリッチペイント,下・中塗のエポキシ樹脂塗料,および上塗のふっ素樹脂塗料から成る.塗膜は表面から損耗するため塗替が必要となるが,その時期を適切に判断するための塗膜劣化早期検出法は確立されていない.著者らはこれまでに防食塗装膜の近赤外線領域での吸収・反射特性を利用して重防食塗装の最表面の損耗度(残存膜厚)を定量的に評価する手法を開発し,さらに赤外線照明を用いたアクティブ計測により採光条件に影響を受けない残存膜厚の定量評価法を提案した.本報では同手法の有効性を実橋確認した結果について述べる.
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