令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

各種基礎

座長:長澤 正明(清水建設(株))

[VI-191] 島尻層泥岩を支持層とする鋼管杭打設の対策と検討

〇鯰江 俊介1、矢﨑 敦義1、上原 武士1、川角 洸介1 (1.東洋建設(株))

キーワード:鋼管杭打設、島尻層泥岩、引抜耐力、アンカー工法、緊張力

那覇空港南側進入灯工事は、鋼管杭を基礎とする橋梁形式の進入灯を構築する工事である。鋼管杭の支持層は、風化の程度により強度のばらつきが大きい沖縄特有の島尻層泥岩であった。また、一部の橋脚躯体には揚圧力が作用するため比較的長い根入れが必要となる設計であった。鋼管杭の打設では、油圧ハンマの制御や鋼管杭の補強などの対策を行ったが、一部の杭で根入れ不足が生じた。そこで,環境面および工期面を優先条件として引抜耐力に対する対策を検討した。その結果、採用したアンカー工法により、施工海域への濁水の発生を防止するとともに、厳しい工程のもとで、遅延なく対策を行うことができた。

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