令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

検査技術・診断(11)

座長:青木 峻二(大林組)

[VI-581] トンネル覆工コンクリートの振動特性に関する一考察

〇谷口 徹也1、村上 貴行2、蒋 宇静3、波多野 成行1 (1.西日本高速道路エンジニアリング九州株式会社、2.西日本高速道路株式会社、3.長崎大学大学院工学研究科)

キーワード:トンネル覆工コンクリート、ひび割れ分布状況、周辺地山状況、常時微動計測、フーリエスペクトル

トンネル定期点検の健全性診断は,トンネル覆工コンクリートに発生するひび割れの分布や進展の状況により判定される.
しかしトンネル覆工コンクリートの剛性は,ひび割れ分布に加えて覆工コンクリートの構造や品質,周辺地山の状況からも影響を受けると考えられ,これらの状況を定期点検で把握することは困難である.
そこで本稿では,覆工コンクリートの振動特性に着目した剛性可視化技術の構築を目的とし,振動特性に対するひび割れ分布,覆工厚及び周辺地山状況との重回帰分析を実施した.その結果,振動特性は.ひび割れ分布等の状況で説明できる可能性があることが明らかとなった.

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