令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

山岳トンネル(6)

座長:中戸 敬明(株式会社大林組)

[VI-439] 高耐力樹脂製ネットによるトンネル坑内のはく落防止対策について

〇永井 亮真1、湯本 健寛1、小林 雄二1 (1.安藤・間)

キーワード:NATM、近接施工、高耐力樹脂製ネット、はく落防止対策

本トンネルは最小離隔約5mで調査坑(避難坑)の直上(交差部)を掘削する.本坑が交差部を掘削する際,調査坑が施工中であった.万が一,変状により調査坑の吹付けコンクリートがはく落した場合には,工事関係者が被災する恐れがある.このため,調査坑内にはく落防止対策を施す必要があった.施工中の調査坑の作業休止期間を最小限に留めるため,狭隘な調査坑内における高い施工性が求められた.このことから,金網と同等の耐荷性を有し,かつ軽量な高耐久性樹脂施工ネットを採用した.軽量であったため,小型の高所作業車により容易に敷設することができ,調査坑の施工に影響を与えることなく施工を完了することができた.

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