令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

山岳トンネル(6)

座長:中戸 敬明(株式会社大林組)

[VI-442] 鏡ボルトの充填材料による岩盤付着性特性の違いについて

〇大森 禎敏1、岡部 正2、弓場 進3 (1.五洋建設株式会社、2.株式会社 ケー・エフ・シー、3.国土交通省 九州地方整備局)

キーワード:鏡ボルト、充填材、引抜き試験、引抜き耐力

山岳トンネルの切羽安定効果を期待する鏡ボルトの充填材には、セメント系のモルタルとウレタン系のシリカレジンなどがある。充填材料の違いによってボルトの定着効果に違いが現れることは一般的知られている。東九州道 芳ノ元トンネルでは建設中に、充填材の違いによる鏡ボルトの定着特性を把握する試験を実施した。

 その結果、当該地質ではモルタルよりもシリカレジンを用いたほうが定着力、変形追随性が大きいことを確認した。また、モルタルよりもシリカレジンの方が同等の定着力を得るための養生時間が短いことも確認できた。
本文では、鏡ボルトの引張り試験の概要と得られた充填材料ごとの定着特性について紹介する。

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