令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

各種基礎

座長:長澤 正明(清水建設(株))

[VI-197] 既設橋脚に近接したニューマチックケーソン基礎の施工実績

〇庄司 和真1、松井 裕一1、三谷 裕一郎1、山田 伝一郎2 (1.大成建設株式会社、2.東日本高速道路株式会社)

キーワード:近接施工、ニューマチックケーソン、2次元FEM解析、計測管理

本工事は既設橋脚の下流側にニューマチックケーソン工法により、新設橋脚を沈設する工事である。新設橋脚と既設橋脚の離隔が約3.3mと近接した条件となっているため、事前に2次元FEM解析により、土留め壁の変形、フリクションカットの影響による地盤の緩み、掘削面での解放力およびケーソン沈設時の摩擦力を考慮した影響分析を実施した。施工時の計測の結果、既設橋脚は新設橋脚側に予測値の40%程度引き込まれていることを確認した。既設橋脚の変位の計測値が予測値よりも小さくなった要因として、フリクションカットの影響による地盤の緩みおよびがケーソン沈設時の摩擦力想定よりも小さかったことが考えられる。

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