[VI-197] 既設橋脚に近接したニューマチックケーソン基礎の施工実績
キーワード:近接施工、ニューマチックケーソン、2次元FEM解析、計測管理
本工事は既設橋脚の下流側にニューマチックケーソン工法により、新設橋脚を沈設する工事である。新設橋脚と既設橋脚の離隔が約3.3mと近接した条件となっているため、事前に2次元FEM解析により、土留め壁の変形、フリクションカットの影響による地盤の緩み、掘削面での解放力およびケーソン沈設時の摩擦力を考慮した影響分析を実施した。施工時の計測の結果、既設橋脚は新設橋脚側に予測値の40%程度引き込まれていることを確認した。既設橋脚の変位の計測値が予測値よりも小さくなった要因として、フリクションカットの影響による地盤の緩みおよびがケーソン沈設時の摩擦力想定よりも小さかったことが考えられる。
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