令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

安全管理(2)

座長:宮岡 香苗(清水建設株式会社)

[VI-494] 河川の水位予測システムの現場への適用

〇柴田 豊1、奥村 義明1、荻野 剛1、板谷 知明1、岩前 伸幸1、新保 裕美1 (1.鹿島建設)

キーワード:河川工事、水位予測、流量予測、力学系理論、避難判断

河川内工事では、出水時に作業継続の可否や避難を判断するために、水位予測技術が必要とされている。本研究では、力学系理論に基づく河川水位予測手法によって現場周辺の水位を予測し、水位の流量への換算および4段階の水位・流量レベルの設定を行うことで、現場の安全管理や施工管理に使えるシステムを導入した。河川水位と流域の雨量を入力として、6時間後までの信濃川渡部水位観測所の水位を予測することができる。機械学習を用いてデータの入力範囲の検討を行い、精度を向上させることで、6時間後の水位を高精度で予測できた。本システムは、河川内工事現場における各種作業の実施・継続可否判断に有効に活用されている。

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