令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

鉄道(3)

座長:林 宏延(鹿島建設)

[VI-514] 営業線への影響を最小限にした桁長80mの合成桁架設

〇田口 敦士1、田邊 潔志1、杉浦 義徳1 (1.大成建設株式会社)

キーワード:営業線直上、合成桁架設

北陸新幹線を敦賀まで延伸する事業において、敦賀駅構内の東側に位置する舞崎こ線橋の桁長80mの合成桁を架設した。
狭隘なヤード内で営業線・高圧電線直上での桁総重量約460tの合成桁架設には多くの施工上の課題があった。当工事では1250tクレーンの使用で桁の地組分割数を減らし、接合位置を高圧電線上から外すことで、直上での作業量を縮減し、営業線への影響を最小限にして架設作業を行った。横取り・降下作業は夜間線路閉鎖で作業を実施し、1サイクル毎に線閉対象線を設定して作業時間を確保し、所定時間内にトラブルなく施工を完了した。
本稿は、営業線直上における合成桁の架設・横取り・降下作業について報告するものである。

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