令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

鉄道(3)

座長:林 宏延(鹿島建設)

[VI-516] 鉄道営業線直上における一括降下装置を用いた橋桁の降下方法

〇櫛田 貴志1、飯土井 貴行1、木村 誠2、高安 良二3 (1.東鉄工業、2.横河ブリッジ、3.東日本旅客鉄道)

キーワード:鉄道営業線直上、一括降下装置、橋桁送り出し、橋桁降下工法

本工事は、手延べ式送出し工法にて鉄道営業線直上に橋桁を架ける工事である。当初計画での降下工法は、サンドル降下工法が採用されていたが桁降下期間の短縮を求められたため、安全かつ短期間に桁を降下させるための工法の検討を行い、一括降下装置による降下工法を採用した。一括降下装置の特徴としては、従来の鋼ベントに高ストロークの油圧ジャッキを内蔵しておりこれを送り出し時のベントとして併用することにより、送出し後の降下設備への段取り替えを省略でき、速やかに降下作業に移行できるという特徴があった。又、緊急事態に備えた安全停止機能を搭載していることにより、桁を安全かつ短期間で降下させることが出来た。

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