令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

シールドトンネル(3)

座長:野本 康介(前田建設工業株式会社)

[VI-553] 岩盤を対象とした密閉型シールドにおける地質評価手法の検討

〇高馬 崇1、樋口 伸朗2、加藤 卓男3、深井 正行2、小澤 伶和2、藤田 将輝4 (1.鴻池組 技術研究所、2.鴻池組 東京本店、3.鴻池組 土木技術部、4.札幌市 水道局)

キーワード:密閉型シールド、地質評価、掘削体積比エネルギー、推定岩盤強度

シールドの掘進データである推力,トルク,カッタ切込み量等から算出した掘削体積比エネルギーや推定岩盤強度という指標を掘進10mmごとに分析し,詳細な地質分布の推定を実施した.加えて,掘削地山およびシールド周辺の地山状況を推察し,2つの推定岩盤強度の比が地質評価の指標となるかを検討した.その結果,掘進データの分析から地質境界や脆弱部などの地質分布や,推定岩盤強度比によるシールド周辺の地山状態の推定が可能であることを確認した.

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