令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

シールドトンネル(3)

座長:野本 康介(前田建設工業株式会社)

[VI-559] シールド工法におけるAI を用いた方向予測システムの開発- その2:現場特性を考慮した方向予測AIモデルとその評価 -

〇瀬戸 康平1、木下 茂樹1、竹内 花奈1、安井 成豊2、矢吹 信喜3 (1.奥村組、2.日本建設機械施工協会 施工技術総合研究所、3.大阪大学大学院)

キーワード:シールドトンネル、方向予測、AI、機械学習

シールド工事における熟練不足に基づく課題を解決するため,AI(人口知能)を活用してシールド機の位置,方向を予測させることで,トンネルの線形管理を高度化するシステムの構築を行った.本稿では,実現場における試行を通じて実施したAIモデルの検証結果,操作シミュレーション結果について報告する.検証結果から,方向予測については0~5リング先の予測精度がすべて10mm以内となり,シールド推進に利活用が可能な精度を得た.また操作シミュレーションでは,仮想的な操作を入力することで,オペレータの経験に頼らず最適操作を決定でき,トンネルの出来形精度が向上することが確認できた.

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