令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

検査技術・診断(6)

座長:富井 孝喜((株)大林組)

[VI-570] 鋼製フィンガージョイント用自走式フェーズドアレイ超音波探傷装置の開発

〇五味 達矢1、八木 尚人2、柴田 憲彦1、池上 克則2、三瓶 洋之2 (1.中日本ハイウェイ・エンジニアリング名古屋(株)、2.三菱日立パワーシステムズ検査(株))

キーワード:フェーズドアレイ超音波探傷法、鋼製フィンガージョイント、疲労き裂

鋼製フィンガージョイントに疲労き裂による折損事象が発生した.疲労き裂はフェイスプレートの下面から進展するため,従来は超音波探傷試験によりき裂調査を行ってきた.しかしながら,き裂の検出精度は調査員の技量や作業時間の影響を受け,き裂の検出記録は代表的な探傷波形に限定されたものとなり,き裂の全容把握やトレーサビリティの確保が困難であった.そこで、鋼製フィンガージョイント調査の高度化・効率化および現場作業の安全性向上に寄与することを目的として,フィンガー基部に発生する初期き裂を機械的に3 次元で捉えることができる「鋼製フィンガージョイント用自走式フェーズドアレイ超音波探傷装置」を開発した.

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