令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

検査技術・診断(6)

座長:富井 孝喜((株)大林組)

[VI-571] 車内で計測した通過音に基づいた鋼製フィンガージョイントの異常検知の試み

〇加藤 瑳那子1、木下 幸治2、多賀 翔一1 (1.中日本ハイウェイ・エンジニアリング名古屋、2.岐阜大学)

キーワード:伸縮装置、異常検知、通過音、短時間フーリエ変換

橋梁に設置される伸縮装置は5年に1度の定期点検以外に直接点検を行う機会がないのが通常であるため,定期点検の間に発生する変状の兆候あるいはその初期段階で発見する手段の開発が求められている.本研究では,日常点検における車上からの点検者の点検技術と補完し合い異常を検知するシステムの構築を目指し,車内で計測した通過音に着目した異常検知を検討した.その結果,車内で計測した通過音の20~40Hzに表れる傾向から損傷を評価できる可能性があることを示し,経時的な通過音の実施により損傷の進行に伴う通過音の傾向の変化を捉えられる可能性があることを示した.

要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン