令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

検査技術・診断(6)

座長:富井 孝喜((株)大林組)

[VI-576] 臭気特性を活用した鉄筋腐食評価の基礎的研究

〇間島 了哉1、橋爪 謙治1、橋本 和明1、松田 靖博1 (1.西日本高速道路エンジニアリング四国)

キーワード:コンクリート構造物、鉄筋腐食、評価手法、非破壊検査

鉄筋コンクリート構造物の点検は,人間の感覚機能のうち,視覚による目視点検,聴覚による打音検査を実施している.経験豊富な点検員は,現場に立ち入ると,湿度や風の流れなどの周辺環境や鉄分の臭いから,損傷が存在しそうな雰囲気を感じ,入念に点検を行うような心理が働く場合がある.本論は金属の臭気発生メカニズムをヒントに,打音検査時に臭いから鉄筋腐食を評価する可能性について,基礎的研究を実施したものである.本検討の結果,金属臭の発生メカニズムを再現できる試料を用いることで,臭気により鉄筋腐食状況が評価できる可能性を示唆した.

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