検査技術・診断(12)

[VI-591] IMPROVEMENT OF DETECTION ACCURACY FOR VOIDS IN PC DUCT BY WIDE-RANGE ULTRASONIC TEST (WUT) CONSIDERING THE IMPACT OF REFLECTION WAVE FROM END-FACE

〇KUNIHARU FUKUSHIMA¹, Takanori Kinoshita², Isamu Yoshitake³ (1.Nipponps, 2.H&B System, 3.Yamaguchi University)

Keywords: non-destructive test, reflection ultrasonic wave, frequency, grout

広帯域超音波法（WUT）は，比較的厚い部材にも適用できるため，ポストテンションPC橋のグラウト充填探査に用いられる．WUTは反射波を分析することでグラウト内の空隙を検出する方法である．本研究では，WUTによるグラウト充填探査の精度向上を目的に，シースおよび端面からの反射波の影響について検討・評価を試みた．その基礎的実験として，4種類のコンクリート供試体を準備し，WUTによるグラウト充填探査を行った．本実験により，シース反射波に加えて端面反射波を評価することで，グラウト充填判定の精度向上ができることを示した．