令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

山岳トンネル(7)

座長:嶋本 敬介(鉄道総合技術研究所)

[VI-640] 領家帯花崗岩に構築した大断面トンネルにおけるインバート省略事例

〇影山 久司1、田中 頼之1、安藤 拓1、安井 成豊2、石原 廣和2、鬼頭 重美3 (1.清水建設(株)、2.一般社団法人日本建設機械施工協会、3.愛知県企業庁)

キーワード:大断面、トンネル、インバート、省略する、花崗岩

内空面積約124m2 の大断面トンネルを領家帯花崗岩に構築するものである.
本トンネルは、低土被り区間が多くを占め,標準土被り区間はトンネル中央付近の183mであった.標準土被り区間においても,1.5D をかろうじて確保できる程度の土被りであり,トンネル上部の地山は風化により強度低下していることが想定されるため,当該区間の支保パターンはDⅠが選定された.
しかしながら,切羽面は概ね新鮮硬質な花崗岩であり,切羽の下部ほどその傾向が顕著であったため,検討の結果
インバートを省略した。

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