リニューアル(10)

[VI-743] トンネル内装となる粘着シートの引きはがし特性の検討

〇大橋 将太¹、鈴木 俊雄²、林 承燦³、道上 剛幸⁴、木村 定雄⁵ (1.金沢工業大学院、2.中日本高速道路、3.デーロス・ジャパン、4.ケー・エフ・シー、5.金沢工業大学)

キーワード：トンネルの内装工、トンネルの変状、粘着シート、トンネルの維持管理

道路トンネルでは，通行車両の視環境の確保や視線誘導および照明効果の向上を目的として側壁部に内装工が設置されている．この内装工には構造上の強度はもとより，耐火性，耐久性等が求められる．内装工にはタイルを主材とする直張り工が適用されている．経年したトンネルの変状をみると，タイルの割れ，はく離などが散見されている．
筆者らはタイルを主材とする内装工に代わるものとして粘着シート材を用いた内装工（シート工）に着目した．本報告は，引きはがし試験において引きはがし角度がシート工の粘着特性に及ぼす影響について述べるものであり，引きはがし角度が変化すると引きはがし荷重に影響する可能性があることがわかった．