[VI-787] 東京メトロにおける防水ゲート遠隔操作機能整備工事の概要
キーワード:地下トンネル、大規模浸水、防水ゲート、遠隔操作
近年増加傾向にある集中豪雨や台風等による地下空間への大規模浸水に備えることは安全の面から重要な課題の一つである.その大規模浸水対策の一つとして行った,東西線新川防水ゲートの遠隔操作機能整備工事について報告する.新川防水ゲートの閉扉作業は設置から50年余り人力操作等によって運用しているが,遠隔操作機能を整備するにあたり、自動化のための各種装置の検討・設計を行った.施工においては,地下鉄トンネル内特有の時間的・空間的制約の中、重量機器である油圧ユニットの搬入方法について記述した.東京メトロの防水ゲートは9路線に8箇所供用中であり, 2020年6月には7箇所の遠隔操作機能の整備が完了する計画である.
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