令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

軌道保守(4)

座長:原田 祐樹(西日本旅客鉄道)

[VI-886] 下級線区における列車速度低減による効果の検証

〇津山 雅徳1、田神 哲也1、榎並 志則1 (1.九州旅客鉄道株式会社)

キーワード:軌道管理、下級線区、列車動揺

弊社では,輸送量や重要度に応じて,線区,区間別に4段階に分類しており,本検討箇所である篠栗トンネルは下級線区である4級線に分類される.下級線区では,安全輸送の確保を大前提に,鉄道による移動ニーズの縮小による鉄道事業の赤字に加え,労働人口の減少に伴う労働力の低下により,より効率的かつ経済的な線路の維持管理が必須となっているが,その手法は確立していない.また近年,列車速度低減による軌道補修の延伸化が考えられている.そこで,本稿では,将来的な下級線区の維持管理手法を見据え,列車速度低減による効果の検証を行った.検証結果より,速度低減によって列車動揺の発生を抑制でき,補修周期延伸できることが示唆された

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