令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

技術開発(1)

座長:谷口 裕史(安藤・間)

[VI-974] 気泡消失装置による打込み方法の検討(プレキャストコンクリート製品)

〇武藤 香穂1、黒澤 隆1、木作 友亮2、吉田 有希2、道脇 裕3 (1.IHI建材工業、2.IHI、3.NejiLaw)

キーワード:CB理論、表面気泡、気泡消失装置、変動的慣性力、気泡面積率

コンクリート構造物の表面気泡を削減することはコンクリート製品の品質向上やコスト縮減に効果がある.コンクリートに変動的慣性力を作用させることが気泡消失に有効である知見を得て,工場に適用可能な気泡消失装置を考案した.気泡消失装置を使用し,コンクリートを打込む位置(鉄筋上方または型枠底板直上)が気泡の発生状況に与える影響を比較した.結果,表面気泡は気泡消失装置で打込む場合,棒状バイブレータに比べ,平均気泡面積率が鉄筋上方は最大59%,型枠底板直上は最大75%減少した.また内部気泡を観察し,気泡消失装置は内部気泡の低減に有効であることが示唆された.さらに,気泡消失装置による材料分離は認められなかった.

要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン