令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

施工計画(1)

座長:渕先 弘一(鹿島建設)

[VI-1027] 鋼管矢板を用いた河川工事の仮締切工

〇志岐 常和1、野澤 順一郎1、江良 耕一1 (1.(株)熊谷組)

キーワード:仮締切、鋼矢板二重締切、鋼管矢板一重締切、漏水

河川工事には欠かせない仮締切施工において、我々が行った2つの工法における進捗度の違い、問題点、そして改善策について報告する。工事は半川締切方式を採用し、右岸側を硬質地盤クリア工法による鋼矢板二重締切の施工を行った。しかし左岸側に進むにつれて進捗が遅れ、同工法で施工すれば3ヶ月以上の工程遅延が見込まれたため、左岸側の仮締切施工をダウンザホールハンマ工法による鋼管矢板一重締切に変更した。その結果、工期は鋼矢板二重締切と比較して1ヶ月短縮した。鋼管矢板の端部から漏水があったが下流に盛土堰堤を施工して水位差をなくす工夫を施すことで薬液注入を施工し仮締切の施工を完了した。

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