令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

施工計画(1)

座長:渕先 弘一(鹿島建設)

[VI-1028] 鋼管矢板打設のための障害物撤去事例

〇小坂 英司1、塩崎 哲也1、磯田 将2 (1.株式会社大林組、2.清水建設株式会社)

キーワード:河川内工事、鋼管矢板基礎、障害物撤去

本工事は,バングラデシュ人民共和国の首都ダッカと第二都市のチッタゴンを結ぶ国道一号線上の既存橋(3橋)と並行して新橋を3橋同時に建設する工事である。橋梁下部工は新旧橋一体型の鋼管矢板井筒基礎が採用された。しかし、過去に大規模の洗堀が発生したため、河川内には洗堀防止対策が施されていた。高い精度が求められる鋼管矢板の打設には施された対策が打設の障害となるため撤去する必要があった。調査の結果、想定を超える障害物の量が確認され、効率よく確実に撤去することが重要課題となった。既存橋脚の影響を勘案した念密な施工計画により障害物は確実に撤去され、鋼管矢板の打設は当初の予定通り遅延することなく完了した。

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