[VI-646] 空洞調査ボーリングおよび軟弱地盤区間への対応
キーワード:空洞調査、調査ボーリング、水平ボーリング、リモート空洞測定システム、琉球石灰岩、小断面トンネル
底原トンネル付近の琉球石灰岩層内は雨水による浸食で鍾乳洞や亀裂が多数存在する.掘削中にトンネル底盤下に空洞や流入粘土が出現した場合は底盤の陥没,支保工の支持力不足が懸念された.そこで掘削開始前に,空洞出現によるトンネル掘削の安全確保,大規模な工法変更防止のための空洞調査を実施した.空洞調査項目は,水平ボーリング,鉛直ボーリングおよびリモート空洞測定システムによる調査とし,調査結果から空洞形状および軟弱地盤範囲とトンネル掘削断面の位置関係を確認した.調査結果をもとに補助工法としての軟弱地盤対策を検討・計画し,実施工では空洞到達後に遅滞なく対策工を実施してトンネル掘削を進め,工期圧迫を回避できた.
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