令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

山岳トンネル(8)

座長:田川 謙一(東海旅客鉄道)

[VI-649] スコリア層におけるトンネル掘削補助工法の工夫

〇堀越 秀樹1、吉永 浩二1、鈴木 健1、丸山 大輔2 (1.西松建設、2.中日本高速道路)

キーワード:スコリア、未固結地山、天端崩落、断面内打設

新東名高速道路湯船原トンネルは,施工事例の少ないスコリアと称する火山砕屑物が堆積した未固結の地層を掘削した.当初設計では,天端部の補助工法としてAGFが採用されていた.しかしながらAGFを打設しても天端崩落が発生した.この天端崩落は,坑口部だけでなく,断続的に発生した.これらの天端崩落の防止する対策工として,天端補助工法はAGFに代えて注入式フォアポーリングを採用し,トンネル掘削面近傍の改良を行うこととした.しかしながらこの工法変更でも天端崩落が発生したため,注入式フォアポーリングボルトを掘削時に撤去できるよう改良し,掘削断面内から打設し,掘削断面内も含めて改良して,天端崩落を抑制した.

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