[VI-649] スコリア層におけるトンネル掘削補助工法の工夫
キーワード:スコリア、未固結地山、天端崩落、断面内打設
新東名高速道路湯船原トンネルは,施工事例の少ないスコリアと称する火山砕屑物が堆積した未固結の地層を掘削した.当初設計では,天端部の補助工法としてAGFが採用されていた.しかしながらAGFを打設しても天端崩落が発生した.この天端崩落は,坑口部だけでなく,断続的に発生した.これらの天端崩落の防止する対策工として,天端補助工法はAGFに代えて注入式フォアポーリングを採用し,トンネル掘削面近傍の改良を行うこととした.しかしながらこの工法変更でも天端崩落が発生したため,注入式フォアポーリングボルトを掘削時に撤去できるよう改良し,掘削断面内から打設し,掘削断面内も含めて改良して,天端崩落を抑制した.
要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン