令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

山岳トンネル(8)

座長:田川 謙一(東海旅客鉄道)

[VI-650] スコリア層地質のトンネル掘削における湧水対策

〇原島 大1、桑原 陽平1、奈良 聡1、吉永 浩二1、大谷 達彦1、丸山 大輔2 (1.西松建設株式会社、2.中日本高速道路株式会社)

キーワード:スコリア、湧水

本トンネルの地層は,火山砕屑物が堆積した未固結のスコリア層となり,全国的に施工事例が少ない.
トンネルの総湧水量は上下線合計で最大15m3/hと想定されていたが,上下線1,000m掘削時点で最大460m3/hとなり濁水処理設備を増設している.
湧水量増加に伴い,切羽の崩壊・地山の流出による空洞発生・土圧の増大・脚部地耐力の低下による変状等が発生した.また,下半盤からの湧水(湧き出し)により,作業効率が低下し,トンネルの施工に大きな影響を与えた.
上記事象に対して,本トンネルで検討・実施した湧水対策について報告する.

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