令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

検査技術・診断(1)

座長:澤田 純之(安藤・間)

[VI-273] 河川堤防を対象とした3D レーザ計測による危険区間の設定手法に関する提案

上山 高史1、〇宗行 正則1、岡嶋 義行1、吉川 智勝1、丸岡 雄一郎1、齊藤 智隆1 (1.建設技術研究所)

キーワード:河川堤防、陥没、3Dレーザー計測、MMS、重回帰分析

河川堤防の本格的な機械土工による築堤は,昭和28 年の河川法改正後に実施されたものである。当時の工事は堤防断面を確保することに主眼を置いており,旧護岸や樹木の切り株などは残したまま築堤される場合も多かったものと推察される。このような背景のもと、近年では堤防の陥没が多く発生している状況にある。陥没が堤防天端で発生した場合,平常時の安全利用に支障が生じるだけではなく,出水時には浸透経路となり破堤要因となることが考えられ,堤防の危険箇所となりうる。本文では,河川堤防に対する3D レーザ計測と統計学的手法を組み合わせ,このような危険箇所を抽出する手法を提案するものである。

要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン