令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

山岳トンネル(8)

座長:田川 謙一(東海旅客鉄道)

[VI-655] NATM 機能付きTBM の実現場への適用(その2)-NATM 支保設計-

〇松崎 裕亮1、西岡 和則1、笠川 雅章1、重永 晃洋1、北村 義宜1 (1.鹿島建設(株))

キーワード:TBM、NATM、支保設計

NATM機能付きTBMとは,「高速掘進可能なTBMの機能」と「不良地山に柔軟に対応できるNATMの機能」を備えた掘削工法である.硬質地山ではTBMモードで掘削し,不良地山ではNATMモードとしてカッタヘッド前方を掘削し,鋼製支保工と吹付けモルタルを構築し,その間をマシンが通過する.切羽近くで支保工を構築でき,不良地山に柔軟に対応できる.この支保工は,トンネル変位が大きくなりやすい不良地山にTBMが拘束されないように変形余裕量の設定が必要であり,地圧に対して支保工応力を耐力以内とする支保工の設計が必要となる.本論文では,弾塑性理論解と支保剛性から計算される特性曲線を用いた支保設計について述べる.

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