令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

リニューアル(11)

座長:津野 究(鉄道総合技術研究所)

[VI-749] トンネル覆工におけるひび割れ開口量の温度依存に関する一考察

〇森瀬 喬士1、竹田 豪文1、藤岡 一頼1、八木 弘1、鎌田 一男2 (1.中日本高速道路株式会社、2.中日本ハイウェイ・エンジニアリング名古屋株式会社)

キーワード:計測・監視、ひび割れ幅、温度依存、恵那山トンネル

恵那山トンネルは,建設時,断層破砕帯において,支保工の変形や地山の押出しなど,苦労の末,完成に至った.また,開通後もグラウンドアンカーや裏込注入などの変状対策を繰り返し行って,現在に至っている.直近の詳細点検において覆工にひび割れが確認された.補修するにあたっては,地山の変形に伴う変状の可能性も考えられ,慎重に判断する必要がある.このため,変状の進行性を確認し,地山の健全性を把握することが重要になるため,筆者らは計測・監視体制を構築し,現在まで各種計測を実施している.本稿は,各種計測のうち覆工のひび割れ開口量の温度依存に関して考察したので報告する.

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