[VI-842] 地下鉄営業線躯体解体を伴う分割躯体構築工について
キーワード:地下鉄営業線近接、分割施工、切梁軸力伝達、浸水防止
東京地下鉄東西線南砂町駅では、駅の拡幅工事を行っている。本稿は、地下鉄営業線の改良工事において、分割して既設躯体撤去と新設躯体構築を行う施工について述べたものである。本工事では、既設躯体と新設躯体が重なる箇所が存在した。既設躯体の撤去後、新設躯体を構築する必要があるため、大雨や洪水時の浸水防止対策や土留め支保工の軸力伝達対策など複数の対策を講じる必要があった。その課題に対し、「止水壁の設置」と「分割躯体構築」を行うことで、営業線に影響を与えることなく鉄道の安全運行に寄与している。今後、類似工事の参考になれば幸いである。
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