令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

軌道保守(5)

座長:吉川 秀平(西日本旅客鉄道)

[VI-897] 初期応力および応力履歴が鉄道バラストの繰返し変形特性に及ぼす影響

〇田島 史花1、早野 公敏2、川崎 祐征3、本道 諒太3 (1.横浜国立大学 、2.横浜国立大学大学院、3.東海旅客鉄道株式会社)

キーワード:バラスト、異方応力、応力履歴

道床バラストは厳密には等方応力状態ではなく異方応力状態であり,さらにタイタンパーによる補修の前後で土圧係数Kが変化すると考えられるが,異方応力状態のバラストに対し繰返し三軸試験を実施した例は数少ない.そこで本研究は基準の粒度範囲を満足する1/5スケールのバラストに対し,タイタンパーの動きを模擬した応力履歴を加え,3つの異なる初期応力状態から繰返し三軸試験を実施した.その結果,主応力の回転を伴う応力履歴を加えることにより,圧縮状態のバラストでは残留ひずみの増加が抑制された一方で,伸張応力状態のバラストでは応力履歴を加えることでバラストが緩み,応力履歴のないものと比較して残留ひずみが大きくなった.

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