技術開発(2)

[VI-981] パラメトリック音源による地盤改良体の形状可視化に関する基礎的研究Ⅱ

〇植松 佑太¹、濱名 正泰¹、小西 一生¹、山村 祐仁² (1.竹中土木、2.東陽テクニカ)

キーワード：パラメトリック音源、音波探査、高圧噴射撹拌工法、出来形計測

高圧噴射攪拌工法で造成された改良体の全体形状を可視化する技術として，音波探査に着目した報告はいくつかあり，施工中または施工直後に，改良径を計測する技術として期待されている．しかし，未だ実用化されたとは言えない．特に，未固結の改良体と地盤の境界からの音波の反射が弱く特定が難しいことが，音波探査による技術開発の大きな課題であると考えられる．筆者らは，パラメトリック音源を用いて，未固結の改良体と地盤の境界を検出する実験を実施した．実験結果より，改良体と地盤の境界からの弱い音波の反射波を特定するためのデータ処理として，ノイズ低減処理とエッジ検出の有効性について報告する．