技術開発(2)

[VI-987] ライニング地中熱交換器の施工方法改善

〇柏岡 美咲¹、寺崎 寛章¹、鈴木 遥介²、福原 輝幸³、安本 晃央⁴、谷口 晴紀⁵ (1.福井大学、2.福井大学大学院、3.広島工業大学、4.エコ・プランナー、5.ホクコン)

キーワード：地中熱、ボアホール方式、施工試験、ライニング工法、LBHE

地中熱を利用したヒートポンプは地球温暖化対策への効果が期待されているが，地中熱交換器の設置コスト等が高額である点が課題として挙げられる．当該研究室ではライニング地中熱交換器(LBHE)の研究開発を行っているが，LBHEの施工は従来のダブルUチューブ(DUT)の施工と比較して煩雑であり，改善が必要である．本研究では施工試験を行い，LBHEの施工方法を改善するとともに，施工時間を定量的に評価した．その結果，LBHEの施工時間はDUTのそれと大差は無く，確認できた全てのLBHEは目標とする膨張率に達した．これより，コスト削減の観点から更なる施工方法の改善は必要であるものの，施工方法は概ね確立した．