リニューアル(5)

[VI-710] Fatigue Crack of Corner Plate of Box Steel Girder

〇Misa Fujibayashi¹, Itsuki Yamaguchi¹, Yusuke Yoshida² (1.Hanshin Expressway Company, 2.Naigaikozo Company)

Keywords:Steel Box Girder, Corner Plate, Fatigue Crack, Cutting Repairement, Stress Frequency Measurement

阪神高速道路にて、鋼箱桁橋の四隅に設置されたコーナープレート部に疲労損傷が生じた。コーナープレートは箱桁の形状保持のため、板厚9mmの鋼板を片側からすみ肉溶接により設置している。疲労損傷箇所は下フランジ側のコーナープレート部であり、亀裂数は約150箇所に及ぶ。亀裂発生の原因は、過去に実施した切欠き補修によりコーナープレート溶接部に応力集中が生じやすい形状となったことと推定している。また、実橋にて亀裂部にて生じる応力計測を実施した。その結果、亀裂の発生進展要因と考えられる高い応力が発生していることを確認した。実橋には約500箇所の亀裂未発生部が残るため、点検に加えて予防保全を実施する必要がある。