令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

リニューアル(12)

座長:栗林 健一(東日本旅客鉄道株式会社)

[VI-760] 掘割構造における地下水保全効果についての一考(その2)

〇山下 義史1、星野 裕二2、野田 徹児1、永井 宏1、西垣 誠3 (1.ネクスコ東日本エンジニアリング、2.東日本高速道路、3.岡山大学大学院)

キーワード:許容地下水変動量、地下水流動保全工法

近年、騒音・振動、景観等の環境課題という理由から、道路・鉄道を地下に建設されるケースが増えつつある。掘割構造を有する道路を構築する場合、施工箇所の水理地質構造や地下水の状況によっては道路構築のために山留め壁等で地下水を遮断することになる。しかしこれが原因となり地下水流動が阻害され地下水が変動し、地盤沈下などの数々の周辺地盤環境に与える影響が報告されてきている。このような背景から供用後においても地盤及び周辺環境を保全することを目的とした地下水流動保全工法が必要である。本稿では東京外かく自動車道における地下水流動保全工を整備した事例を紹介するとともに、機能の持続性について評価するものである。

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