[VI-812] 薬液注入孔を用いた弾性波トモグラフィ探査の試み
キーワード:弾性波減衰、薬液注入工法、地盤可視化
薬液注入による改良地盤を非破壊で面的に可視化するには,弾性波の振幅減衰に着目したトモグラフィ探査(振幅減衰トモグラフィ)が有効である.しかしながら,振幅減衰トモグラフィを適用するには,改良範囲の近傍に探査孔を掘削する必要があるため,探査孔から薬液がリークし,施工品質が低下することが懸念された.そこで薬液注入用の注入外管を用いて振幅減衰トモグラフィ探査を実施した.調査の結果,弾性波の速度の違いから土層境界を推定することが可能であること,弾性波の振幅減衰から改良範囲を可視化できることを確認した.
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