令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

軌道保守(6)

座長:咲村 隆人(東海旅客鉄道)

[VI-906] 散水および反射塗料によるレール温度抑制効果の解析的検討

〇浦川 文寛1、渡辺 勉1 (1.公益財団法人鉄道総合技術研究所)

キーワード:レール温度抑制法、レール散水、反射塗料、レール温度予測モデル、熱収支、熱伝導解析

夏季の営業線において,レール温度が56.4℃まで上昇した。これにレール温度の抑制法を適用した場合の効果を解析的に求め,以下の結果・知見を得た。
①日中に30分に1回の頻度でレールに散水した場合,日最高レール温度の低下量は,30ml/mの散水で5℃,50ml/mの散水で7℃である。
②FCとGCの両側のレール腹部と底部上面に高反射塗料(日射反射率ρ=90%,放射率ε=90%)を塗布した場合の日最高レール温度の低下量は10℃である。また,反射塗料によるレール温度の抑制効果は,日射反射率ρが大きい程,レール温度が54℃以上場合では放射率εが大きい程,レール温度が54℃未満ではεが小さい程高い。

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