技術開発(3)

[VI-994] Noise controlling measures for tightening earth retaining material bolts using low-noise nut runners

〇Takanobu Sueyoshi¹, Jun Oguma¹, Kazuhiro Sadasue¹, Yoshitaka Wada², Motoyuki Tanaka² (1.KAJIMA CORPORATION, 2.KUKEN CORPORATION)

Keywords:Noise, Nut runner, Impact wrench

建設工事におけるボルトの締結は、作業性の良さから一般的にインパクトレンチが使用されているが、騒音レベルの大きい打撃音が生じるため、規制基準値（敷地境界線で85dB）以内であっても近隣住民からの苦情を受けやすい。そのため、筆者らはこれまでに、単管クランプや覆工板のボルトを暗騒音相当で締結する低騒音型ナットランナーを開発してきた。しかし近年では、住宅街においても大規模な山留工事を行う事例があり、騒音が問題となる場合があるため、仮設山留材のボルトを暗騒音相当で締結する低騒音型ナットランナーを新たに開発した。本報では概要、開発経緯と騒音の低減効果、現場における適用事例について報告する。