令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

施工技術(1)

座長:野田 恭平(大林組)

[VI-349] 開削トンネルの盤ぶくれ対策としての地下水位低下工における揚水・注水井戸の計画と運転管理について

〇藤名 瑞耀1、坂本 明伸1、神田 基1、太田 匡司1、竹谷 純一1 (1.大成建設)

キーワード:地下水、揚水井、注水井、開削トンネル、井戸管理

交通集中緩和を目的に新設する道路トンネルにおける,開削トンネル部の地下水位低下工の井戸計画・運転管理について述べる.本工事では遮水壁構築に加え,地下水位低下工の併用を採用した盤ぶくれ対策を行った.下水への排水の厳しい制約のため,注水井への復水や揚水量の低減等の対策を行い,効率の良い井戸配置を計画した.また,多数の井戸の同時管理および異常時の早急な復旧の必要性があったため,運転管理システムを構築することにより24時間監視を行った.綿密な井戸計画およびシステムを用いた運転管理により,トラブル発生時にも早急な対応ができ,被圧帯水層による盤ぶくれ現象を発生させることなく掘削および躯体構築を完了できた.

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