令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

施工計画(3)

座長:吉竹 豊尚(大成建設)

[VI-1040] 開床式PRCランガー桁のプレストレス導入に関する解析的検討

〇大島 里紗1、大塚 隆人1、山本 達也1 (1.東日本旅客鉄道)

キーワード:FEM解析、開床式スラブ、ランガー橋

当社では河川改修事業の一環として,長大スパンかつ積雪に配慮した当社初の開床式PRCランガー橋を施工中である.開床式スラブでは開口部付近に局所応力が発生し不具合が生じる可能性がある.そこで 本検討では,閉床式スラブにおけるPC鋼材緊張手法を基に、開床式スラブにおける適切なPC鋼材緊張手法についてFEMにより解析した.その結果,一次緊張時において,横桁PC鋼材を約半数緊張することが橋軸方向の応力集中を防ぎ、全横桁についてPC鋼材を緊張することが直角方向の応力集中を防ぐことがわかった。また、前述を踏まえて選定した一次緊張の手法が,以降の施工において不具合を発生させず、適切であることを確認した。

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