令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

情報化施工(2)

座長:三木 浩(清水建設)

[VI-1082] 全天候型360°カメラを活用した映像臨場によるリスク緊張感の共有

〇鎌田 玲央奈1、渋谷 義博1、須田 清隆2、漆館 直3、可児 憲生4 (1.トライポッドワークス(株)、2.(株)環境風土テクノ、3.(株)堀口組、4.可児建設(株))

キーワード:映像臨場、VR、タイムラプス映像、ネットワーク型魚眼カメラ、リスク緊張感共有

定点カメラによる映像は、時間経過で変化する空間的な特徴や輻湊する作業の様子など統合的な情報が得られている.しかし、通常のカメラでは、撮影範囲が限定されることから死角が生じてしまい、複数台のカメラが必要となり、それらカメラの設置方法の容易化が課題となっている.本試行ではこれらの課題を解消する為、現場での長期稼働が可能な全天候型の360°カメラを開発した.これにより、カメラ設置場所から全方位の空間上の記録をすべて映像に残すことができ、またこの映像をVRで表すことで、リアルなリスク緊張感が作業者間で共有でき、施工の安全性を高めることができた.

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