令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

建設ロボット/自動化システム(1)

座長:加藤 康生(鹿島建設)

[VI-1125] HMDを用いた臨場型遠隔映像システムの検証実験

〇木下 勇人1、加藤 崇1、西田 与志雄1、髙橋 幸久2 (1.大成建設 技術センター、2.大成建設 九州支店)

キーワード:無人化施工、遠隔操縦、映像システム、ヘッドマウントディスプレイ、魚眼レンズ、無線通信

災害対応や高放射線状況下での復旧工事では,二次災害の危険から安全性が確保されるまでは人が立ち入れない場合があり,安全な遠隔地から重機を操縦して工事を行う.しかし,全体を俯瞰する複数のカメラの映像を複数のモニタを用いて視聴する従来システムは,システム構築に時間を要するという課題や,平面モニタを介した映像は奥行き感を把握し難く作業効率が低下する等の課題がある.そこで,ヘッドマウントディスプレイ(以下HMD)を用いて安全な場所にいながら実際に搭乗している感覚で重機を操縦できる臨場型遠隔映像システムを開発した.本稿では,本システムと従来システムとの比較実験から,本システムの有効性を確認した結果を示す.

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